明くる朝 、時刻 は午前5時頃であっただろうか??? 昨夜は久々のロンゲ歩行 が祟ってか、酒 をちょいとばかし呑んだならば、あっ!!ちゅ~間に落ちてしぃ~まった。 まぁ~、、、酔っ払って酔爆死 するのは今に始まったことではないので、その分睡眠時間 をたっぷり確保出来たということでヨシ としておこう。
さて、冒頭から顔文字もタプ~リと使ったし(笑)、起きてお茶 も啜ったしで、ちょいと外に出て小用がてら準備体操でもしてくっぺか。
ホイ、こちらが今回二日間世話になった、幕営地である。
幕営場所なんですが、ナカナカに完全フラットな場所を探すのが難しく、ちょいと凹加減な地面ではあったが、そこは千切った笹の葉なんぞを敷き詰めて、何とかフラットに整地をしてテントを張ったのだ。 また、どうやらこの場所は鹿の餌場だったらしく、夜中に鹿の群れが出没して辺りをウロウロとしながらしきりに笹の葉を啄ばむ音が聞こえて、何度か起きてしまったのだ。
さて、そんだらば朝のコーシー なんぞ入れつつ、ついでに朝飯 の支度をするのだ。
朝飯食って支度を終えたならば、早速スタートである。 今日は10時間近い行動時間になるので、とにかく先手必勝 の前倒し行動を取るのだ。
ではでは出発でおます。 テン場を後にして、笹野原の海を目前に見える 黒法師岳 目指して進んで行きます。
右手眼下には、並行して走る 南赤石林道 が見えております。
黒法師岳直下は笹藪の激急登が待っております。 コレがまた滑りまくって2足歩行だと上手く登れないのだ。
時には笹藪のトンネルを潜りながら、2足+2手のいわゆる 4枝駆動状態 で、グリグリと前進していきます。
ヒ~コラ、サッさの苦労の末 、やっとこさ稜線の分岐に辿り着きました。 見下ろす眺めは絶品ダス。
此処は、北進して 丸盆岳 ~ 不動岳 方面に向かう道と、南進して 前黒法師岳 方面へと向かう道との分岐路である。 当然ながら我々は南進の道へと進む。
分岐路から5分足らずで、待望の黒法師岳山頂が見えて参りました。
ど~~~りゃぁ~ やっとこ第一目標の 黒法師岳 に着いたぜぇぇ~~い。
まだ出発してから1時間も経っていないが、記念写真を撮りつつ、お茶 を飲んで山頂の景色を満喫する。 山頂は相応に平らで広いものの、辺りは樹林に遮られて特に大展望が得られる訳ではないのですが、なんとなく長居したくなる雰囲気を持った山頂でありました。
さぁ~て、、、十二分に山頂を満喫したならば、いよいよ今日の核心部目指して行きますか~
心許ない標識を辿って、南下する道を探す。 唯一の標識はこの木についた 赤丸ペイント ○ のみである。
ホイ、これが登山道でござぁぁ~~い って、これじゃ~、、、誰がどう見たって、単なるヤブヤブ笹原だわなぁ~..。
樹林越しに向かう 前黒法師岳 を見ながら、ともかくGPS頼りに、このヤブヤブ笹原を一直線に下る。 どりゃぁぁぁ~~!!!! ってか
黒法師岳 から水場のコル目指してイッキに下るのですが、ともかくルートはご覧の通りのナイナイ尽くし...。 非常に曖昧な稜線ルートを、ともかくGPS片手に下る以外に術はない。
延々とルート不明瞭な稜線を下って、やっとこさ水場への分岐がある鞍部に出た。 コレがまた狭いし暗いし..余りイイ雰囲気ではありまへんな。
なんぞと言いつつ、林間からチラチラと見える 南赤石林道 はちゃっかりと確認しておった訳でして。w
相変わらず尖ったヤセ尾根を、黙々と進んで行きます。
進む程に更に進路は訳分かんないヤセ尾根ヤブ漕ぎ道へと変化してくれるので、泣ける泣ける.orz。
あぁぁぁ~~~ったく、、、こんな尖ったナイフエッジ あーんど 邪魔石がある場所、どないして進めってんじゃい!!
極タマ~に、この様な木に打ちつけられた行き先プレートが出てくるが、とにかく朽ちているが故に役に立たずでございます。
それにしても倒木の多い尾根道なのだ。 しかも倒木がデカくて簡単に越えられないところがまた厄介。
ヤセ尾根を進んだところで、なんとなくピーク点の様な場所に出た。 三角点がある場所には一本の松みたいな木が生えていて、その木には如何にもミミズクでも住んでます!!みたいなでっかい穴が空いておりますた。
見よ!! このクソでかい、如何にもミミズクの巣穴みたいな穴をっ!!
木の下には消え入りそうな文字で、 二ツ山 のプレートが置いてありました。
木の付近には、シカ~リと三角点標柱があるので、どうやら此処が 1810m の二ツ山ピーク らしい。
此処から先は広めの稜線となるが、相変わらずに倒木が多く、歩き難い。 徐々に下りつつも、再び1766mピークに向かって緩く登り返して行きます。
唐松帯に出ると、右手前方に 前黒法師岳 が見えてきました。
この辺りまで来ると、左右の展望も開けて、ぐっと明るい雰囲気になる。 左手には未だ雪をまとった 悪沢(東)岳と赤石岳 が見えてヲリます。
もういっちょ、こちら黒法師岳もハッキリとその山体を拝む事が出来ます。
道は1766mピークへと出る前に、再度、鬱蒼としたカンバの樹林帯へと突入します。
背は低いですが、いったいこの木は樹齢何年でせうかね??
カンバの樹林帯を抜けて明るい笹原に出たところが、1766mピーク。
ナンだか樹林の墓場の様な場所ですが、四方に朽ちた大木が横たわってまして、非常に歩き難い場所でございました。
地図上は、ひたすらに真っ直ぐ進めば問題ないのですが、この手の大倒木を巻いて進んだ時に方向を見失い易いのでおます。
何とか倒木帯をやり過ごして前進して行くと、前方右手に林道が見えてきました。
おおおお~~~~っっっ やっとこさ 南明石林道終点広場 へと着いた様だ。
広場の左手側は遮るものがない大展望が広がっているし。
林道編サイトにも掲載しておきましたが、終点広場から尾根を跨いで下っている林道は、凄まじい崩壊っぷりで、近寄ることもままならない状態でした。 この道はこのまま自然に戻ることでしょう。
ではでは、林道終点広場のワン・ツー・スリーショット といきましょう。
こちら広場へと降り立った所から撮った広場の図。 後方は、前黒法師岳。
こちらは、林道広場東側から撮った図。 後方は、黒法師岳。
こ~して見ると、確かにこの2座は兄弟みたいな山ですのぉ~。
そしてこちらは、越えて来た稜線方面を写した図です。
この広場が如何に広くてフラットかお分かり頂けたかと。
こちらは広場から山犬段方面へ向かう林道です。 この先歩いて10分足らずで 水場 があるのですが、そちらの詳細は、 林道編レポ の方をご参照下さい。
ではでは、黒法師林道 の標柱がある方向へ進んでみませう。
と、ここでイキナリ背後に動物の気配!! 何者ぞ!? と振り返れば、林道斜面の笹原に尻白(鹿)のヤツが笹を啄ばんでいやがった。 まったく驚かせるでないよ。
時刻は丁度昼時である。 座り心地の良さそうな草地もあるしちょっとした木陰もあるしで、ここいらでランチタイム にすることにした。
昼飯は手っ取り早く、食パン に朝作ってきた ミート・マカロニ にスライスしたキュウリをのせたもの。 歩行時間を稼ぐ為、食事の時間も極力短く済ますのだ。
腹ごしらえが終わったら、先を急ぐとしましょうかね。 林道先に更に広がる広場を過ぎ、斜面に沿って延びる林道を道なりに進んで行きます。
広場からは、右手の大間川の谷を隔てて、山犬段から延びる 蕎麦粒林道の終点 を遠望できる。
崩落激しい林道を、前黒法師岳への取り付き目指して進んで行きます。
しばらく進んで、前黒法師岳への取り付き口が見えてきました。 正面のV字部分から前黒法師岳へと延びる稜線へと入るのだ。
しばらく登って、林道終点付近を見下ろした図。
前黒法師岳へと続くルートの序盤戦は、明るく枯れた木々が多い稜線を進みます。 時にはこんなでっかい枯木があったりなんかして、びっくらしますが。
シラビソの生い茂る明るい稜線をズンズンと進んで行きます。
左手に見える黒法師岳から、ずいぶんと回りこんで来てしまった感があります。 帰りも相当なアルバイトヲを覚悟せにゃ~アカンでしょうなぁ~。
徐々に尾根がやせ細ってきまして、樹林の密度も上がってきました。
そこから先、何箇所かは急峻な凹凸尾根道を進んで行きます。 カラダに堪えますね..。この手の道は。
そして踏後が怪しくなって、木に赤テープが出だした頃に、足元にも残雪 が出て参りました。
要所要所に巻いてある 赤テープ を確認しつつグングンと標高を稼いで進みます。
この標識は、かろうじて書いてある字が読めました。
そして、林道広場から1時間程で今日の第二本丸、前黒法師岳 へと到着しました。
こちら、前黒法師岳 の山頂は、シラビソの樹林が生い茂り、展望は殆どありません。
こちらは第二山頂標識ですね。 日 が当たって眩しいでやんす。
山頂からは唯一東側に切り開きがあるのですが、これといった大展望はありません。
それよりも恐ろしい事に、コレ を見ておくんなさいまし。
この木のキズは何かと申すれば、そりはご存知クマさんの鋭いツメ痕じゃぁ~、、、あ~りませんか くわばらくわばらくわばらである。 季節は春。 しかし此処は山奥故に春は未だ近からず冬の様相タプ~リが故に、腹を空かせたクマさんにバッタリと遭遇なんてぇ~ことはシャレになりまへんので、さっさと退散することにしませう。
疲れた体にムチ打って、一目散に退散の図である。
来た道を、GPSのログを頼りにイッキ戻って行きます。 途中、何度か道を間違えましたが、なんのなんので予定よりちょいと早い17時30分頃には無事にテン場に戻る事が出来ますた。
今日もまた、夕焼け 迫った笹野原を我が家 目指して足取りも軽く進んで行きます。
って、ちょいと待て..。 なんじゃいアレは??
むむぅっ ケツ白の奴等が我が家の周りでま~た餌なんぞパクついてやがるな。 とはいえ、余所者は我々の方なんで、連中には余り強いこと言えないんだよなぁ~。
なんぞとブツクサ言っているウチに奴等はさっさと逃げて行ってしまいました。
テントに戻って、水汲みに行ったならば、体を冷たいタオルで拭き拭きして今日一日の汗を落としたならば、ささささささ、、、、どうどうどうっと、今日一日のご苦労さん会の開始である。 ロクな肴はありませんが、取り敢えず酒 があればなにはともあれ、なんとかなってしまうのだ。
こ~して、ビール => にごり酒へとバトンを渡しつつ、今宵もとっぷり暮れていくのでありました。
<< 本日の歩行データ >>
歩行区間:幕営地 ~ 黒法師岳 ~ 二ツ山 ~ 林道広場 ~ 前黒法師岳 ~ ※往復
歩行距離:23.3Km (往復)
歩行時間:9時間30分 (休憩時間含)
幕営地:バラ谷の頭 ~ 黒法師岳間のコル先の平地(1909m地点)
水場情報:上記のコルから南側(林道側)に下降。 下り5分、上り10分。 水場標識有り。
【 撤収編に続く..=> 】
さて、冒頭から顔文字もタプ~リと使ったし(笑)、起きてお茶 も啜ったしで、ちょいと外に出て小用がてら準備体操でもしてくっぺか。
ホイ、こちらが今回二日間世話になった、幕営地である。
幕営場所なんですが、ナカナカに完全フラットな場所を探すのが難しく、ちょいと凹加減な地面ではあったが、そこは千切った笹の葉なんぞを敷き詰めて、何とかフラットに整地をしてテントを張ったのだ。 また、どうやらこの場所は鹿の餌場だったらしく、夜中に鹿の群れが出没して辺りをウロウロとしながらしきりに笹の葉を啄ばむ音が聞こえて、何度か起きてしまったのだ。
さて、そんだらば朝のコーシー なんぞ入れつつ、ついでに朝飯 の支度をするのだ。
朝飯食って支度を終えたならば、早速スタートである。 今日は10時間近い行動時間になるので、とにかく先手必勝 の前倒し行動を取るのだ。
ではでは出発でおます。 テン場を後にして、笹野原の海を目前に見える 黒法師岳 目指して進んで行きます。
右手眼下には、並行して走る 南赤石林道 が見えております。
黒法師岳直下は笹藪の激急登が待っております。 コレがまた滑りまくって2足歩行だと上手く登れないのだ。
時には笹藪のトンネルを潜りながら、2足+2手のいわゆる 4枝駆動状態 で、グリグリと前進していきます。
ヒ~コラ、サッさの苦労の末 、やっとこさ稜線の分岐に辿り着きました。 見下ろす眺めは絶品ダス。
此処は、北進して 丸盆岳 ~ 不動岳 方面に向かう道と、南進して 前黒法師岳 方面へと向かう道との分岐路である。 当然ながら我々は南進の道へと進む。
分岐路から5分足らずで、待望の黒法師岳山頂が見えて参りました。
ど~~~りゃぁ~ やっとこ第一目標の 黒法師岳 に着いたぜぇぇ~~い。
まだ出発してから1時間も経っていないが、記念写真を撮りつつ、お茶 を飲んで山頂の景色を満喫する。 山頂は相応に平らで広いものの、辺りは樹林に遮られて特に大展望が得られる訳ではないのですが、なんとなく長居したくなる雰囲気を持った山頂でありました。
さぁ~て、、、十二分に山頂を満喫したならば、いよいよ今日の核心部目指して行きますか~
心許ない標識を辿って、南下する道を探す。 唯一の標識はこの木についた 赤丸ペイント ○ のみである。
ホイ、これが登山道でござぁぁ~~い って、これじゃ~、、、誰がどう見たって、単なるヤブヤブ笹原だわなぁ~..。
樹林越しに向かう 前黒法師岳 を見ながら、ともかくGPS頼りに、このヤブヤブ笹原を一直線に下る。 どりゃぁぁぁ~~!!!! ってか
黒法師岳 から水場のコル目指してイッキに下るのですが、ともかくルートはご覧の通りのナイナイ尽くし...。 非常に曖昧な稜線ルートを、ともかくGPS片手に下る以外に術はない。
延々とルート不明瞭な稜線を下って、やっとこさ水場への分岐がある鞍部に出た。 コレがまた狭いし暗いし..余りイイ雰囲気ではありまへんな。
なんぞと言いつつ、林間からチラチラと見える 南赤石林道 はちゃっかりと確認しておった訳でして。w
相変わらず尖ったヤセ尾根を、黙々と進んで行きます。
進む程に更に進路は訳分かんないヤセ尾根ヤブ漕ぎ道へと変化してくれるので、泣ける泣ける.orz。
あぁぁぁ~~~ったく、、、こんな尖ったナイフエッジ あーんど 邪魔石がある場所、どないして進めってんじゃい!!
極タマ~に、この様な木に打ちつけられた行き先プレートが出てくるが、とにかく朽ちているが故に役に立たずでございます。
それにしても倒木の多い尾根道なのだ。 しかも倒木がデカくて簡単に越えられないところがまた厄介。
ヤセ尾根を進んだところで、なんとなくピーク点の様な場所に出た。 三角点がある場所には一本の松みたいな木が生えていて、その木には如何にもミミズクでも住んでます!!みたいなでっかい穴が空いておりますた。
見よ!! このクソでかい、如何にもミミズクの巣穴みたいな穴をっ!!
木の下には消え入りそうな文字で、 二ツ山 のプレートが置いてありました。
木の付近には、シカ~リと三角点標柱があるので、どうやら此処が 1810m の二ツ山ピーク らしい。
此処から先は広めの稜線となるが、相変わらずに倒木が多く、歩き難い。 徐々に下りつつも、再び1766mピークに向かって緩く登り返して行きます。
唐松帯に出ると、右手前方に 前黒法師岳 が見えてきました。
この辺りまで来ると、左右の展望も開けて、ぐっと明るい雰囲気になる。 左手には未だ雪をまとった 悪沢(東)岳と赤石岳 が見えてヲリます。
もういっちょ、こちら黒法師岳もハッキリとその山体を拝む事が出来ます。
道は1766mピークへと出る前に、再度、鬱蒼としたカンバの樹林帯へと突入します。
背は低いですが、いったいこの木は樹齢何年でせうかね??
カンバの樹林帯を抜けて明るい笹原に出たところが、1766mピーク。
ナンだか樹林の墓場の様な場所ですが、四方に朽ちた大木が横たわってまして、非常に歩き難い場所でございました。
地図上は、ひたすらに真っ直ぐ進めば問題ないのですが、この手の大倒木を巻いて進んだ時に方向を見失い易いのでおます。
何とか倒木帯をやり過ごして前進して行くと、前方右手に林道が見えてきました。
おおおお~~~~っっっ やっとこさ 南明石林道終点広場 へと着いた様だ。
広場の左手側は遮るものがない大展望が広がっているし。
林道編サイトにも掲載しておきましたが、終点広場から尾根を跨いで下っている林道は、凄まじい崩壊っぷりで、近寄ることもままならない状態でした。 この道はこのまま自然に戻ることでしょう。
ではでは、林道終点広場のワン・ツー・スリーショット といきましょう。
こちら広場へと降り立った所から撮った広場の図。 後方は、前黒法師岳。
こちらは、林道広場東側から撮った図。 後方は、黒法師岳。
こ~して見ると、確かにこの2座は兄弟みたいな山ですのぉ~。
そしてこちらは、越えて来た稜線方面を写した図です。
この広場が如何に広くてフラットかお分かり頂けたかと。
こちらは広場から山犬段方面へ向かう林道です。 この先歩いて10分足らずで 水場 があるのですが、そちらの詳細は、 林道編レポ の方をご参照下さい。
ではでは、黒法師林道 の標柱がある方向へ進んでみませう。
と、ここでイキナリ背後に動物の気配!! 何者ぞ!? と振り返れば、林道斜面の笹原に尻白(鹿)のヤツが笹を啄ばんでいやがった。 まったく驚かせるでないよ。
時刻は丁度昼時である。 座り心地の良さそうな草地もあるしちょっとした木陰もあるしで、ここいらでランチタイム にすることにした。
昼飯は手っ取り早く、食パン に朝作ってきた ミート・マカロニ にスライスしたキュウリをのせたもの。 歩行時間を稼ぐ為、食事の時間も極力短く済ますのだ。
腹ごしらえが終わったら、先を急ぐとしましょうかね。 林道先に更に広がる広場を過ぎ、斜面に沿って延びる林道を道なりに進んで行きます。
広場からは、右手の大間川の谷を隔てて、山犬段から延びる 蕎麦粒林道の終点 を遠望できる。
崩落激しい林道を、前黒法師岳への取り付き目指して進んで行きます。
しばらく進んで、前黒法師岳への取り付き口が見えてきました。 正面のV字部分から前黒法師岳へと延びる稜線へと入るのだ。
しばらく登って、林道終点付近を見下ろした図。
前黒法師岳へと続くルートの序盤戦は、明るく枯れた木々が多い稜線を進みます。 時にはこんなでっかい枯木があったりなんかして、びっくらしますが。
シラビソの生い茂る明るい稜線をズンズンと進んで行きます。
左手に見える黒法師岳から、ずいぶんと回りこんで来てしまった感があります。 帰りも相当なアルバイトヲを覚悟せにゃ~アカンでしょうなぁ~。
徐々に尾根がやせ細ってきまして、樹林の密度も上がってきました。
そこから先、何箇所かは急峻な凹凸尾根道を進んで行きます。 カラダに堪えますね..。この手の道は。
そして踏後が怪しくなって、木に赤テープが出だした頃に、足元にも残雪 が出て参りました。
要所要所に巻いてある 赤テープ を確認しつつグングンと標高を稼いで進みます。
この標識は、かろうじて書いてある字が読めました。
そして、林道広場から1時間程で今日の第二本丸、前黒法師岳 へと到着しました。
こちら、前黒法師岳 の山頂は、シラビソの樹林が生い茂り、展望は殆どありません。
こちらは第二山頂標識ですね。 日 が当たって眩しいでやんす。
山頂からは唯一東側に切り開きがあるのですが、これといった大展望はありません。
それよりも恐ろしい事に、コレ を見ておくんなさいまし。
この木のキズは何かと申すれば、そりはご存知クマさんの鋭いツメ痕じゃぁ~、、、あ~りませんか くわばらくわばらくわばらである。 季節は春。 しかし此処は山奥故に春は未だ近からず冬の様相タプ~リが故に、腹を空かせたクマさんにバッタリと遭遇なんてぇ~ことはシャレになりまへんので、さっさと退散することにしませう。
疲れた体にムチ打って、一目散に退散の図である。
来た道を、GPSのログを頼りにイッキ戻って行きます。 途中、何度か道を間違えましたが、なんのなんので予定よりちょいと早い17時30分頃には無事にテン場に戻る事が出来ますた。
今日もまた、夕焼け 迫った笹野原を我が家 目指して足取りも軽く進んで行きます。
って、ちょいと待て..。 なんじゃいアレは??
むむぅっ ケツ白の奴等が我が家の周りでま~た餌なんぞパクついてやがるな。 とはいえ、余所者は我々の方なんで、連中には余り強いこと言えないんだよなぁ~。
なんぞとブツクサ言っているウチに奴等はさっさと逃げて行ってしまいました。
テントに戻って、水汲みに行ったならば、体を冷たいタオルで拭き拭きして今日一日の汗を落としたならば、ささささささ、、、、どうどうどうっと、今日一日のご苦労さん会の開始である。 ロクな肴はありませんが、取り敢えず酒 があればなにはともあれ、なんとかなってしまうのだ。
こ~して、ビール => にごり酒へとバトンを渡しつつ、今宵もとっぷり暮れていくのでありました。
<< 本日の歩行データ >>
歩行区間:幕営地 ~ 黒法師岳 ~ 二ツ山 ~ 林道広場 ~ 前黒法師岳 ~ ※往復
歩行距離:23.3Km (往復)
歩行時間:9時間30分 (休憩時間含)
幕営地:バラ谷の頭 ~ 黒法師岳間のコル先の平地(1909m地点)
水場情報:上記のコルから南側(林道側)に下降。 下り5分、上り10分。 水場標識有り。
【 撤収編に続く..=> 】