あれよという間に、既にあの北海道行脚から一ヶ月以上も経過してしぃ~まったのね。 いやはや、ホントに時の流れは早いですわいな。 って、こちらもボンクラこいてたら前作レポを上げてから一ヶ月が経っちまったしで、ちょいとアセらにゃあきまへんですな。 さてさて、ではでは後半戦行ってみましょう~
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2011年8月18日(木) 天候:晴れ
午前5時起床。 予報通り週の後半から天気は回復に向かっている様で 、今朝は久々に朝焼けを見た。 本日向かうところの 羊蹄山 は中腹付近にガスがかかっているものの、山頂付近はハッキリと見えている。 朝はスロースターターな我々故、早めに起きたら早めに行動せにゃ~なるまい。 朝飯の準備をしつつ、日帰りアタックの準備を並行で進めるのだ。
前日の道の駅しほろで薮蚊攻撃の洗礼を受けたので 前夜はしっかりとモスキートネットを張って、窓全開で寝た。 これさえあえれば薮蚊を恐れることはなぁ~いのだ。
当に出発準備も終わって余裕しゃくしゃくのBオーさんに、やっとこ準備が追いついた我々は午前6時に出発。 先ずは下山口である 真狩登山口 にBオーさんのクルマを配置して、エブリィ号で入山口の 倶知安登山口 へと向かう。
この日の倶知安登山口駐車場は割合空いておりまして、我々の他は3台くらいしか車が止めてありませんでした。 今日は行動時間が9時間越えのロング道程である。 そそくさと準備をして、ささと行くことにした。
登山口にあった、コースタイムの案内標識。 んむむむむ..。 片道計:5時間ってとこですか..。 何より登山口からの標高差が1550mってぇ~のも泣けてきますのぉ~。
等と愚痴をタレていても先には進みませんので、ともかく黙々と歩いて進むのみ。 スタート時刻、午前6時50分であった。
5合目の辺りの縦間から下界の景色がちょこっとだけ見えました。
只管に樹林の中の展望の無い苦しい上りが続く。 オマケに中腹域はガスでなぁ~んも見えないし。 退屈さを持て余していたところ徐々にガスが晴れてきて日差しが射してきた。 どうやら中腹域のガス帯を抜けた様だ。
8合目辺りで見かけたナナカマドの実は、既に赤く色付いておりました。
そして9合目にやってくると、いよいよ外輪山の周遊コースの付け根が見えてきました。
秋の花の代名詞の一つですかね。 野アザミの蕾に蝶がまとわりついておりました。
脱水症と熱中症にもメゲず 、何とか外輪山に到着しますた。 しっかし、女性陣は元気ですわ。
ちょいと休憩したならば 、外輪山分岐から、左周りで羊蹄山の山頂を目指します。
好展望の外輪山は、吹く風も涼しくサスガに心地が良いのでありました。 んでもって、此処は山頂手前の三角点地点である。
ひぃ~こらさっさ のかいあって、やっとこ山頂に着きました。 到着時刻、午前11時40分。 登り出してから、4時間50分の苦闘登りでありました。
山頂は時折ガスが沸いて景色が途切れるものの、見渡す風景は北海道ならではのもの。 内地の山ではナカナカ拝むことの出来ない風景でござんした。 さぁ~て、弁当 を食べて茶 を飲んで、一服したならば下山するとしましょう。
そのまま外輪山コースをマッカリ(真狩)尾根コースに向かって進んで行きます。
外輪山を2/3週ほどしたところで、マッカリ尾根コースへの分岐点に到着。 此処からクルマ を配置した登山口までは、約4時間程の下りである。
途中、2度ほど休憩を入れた以外は黙々と下って、17時前に何とか下山口の駐車場に着きました。 サスガに下りは早くて、3時間20分程で下ってしまった。
その後は、クルマを回収してそのまま温泉 に直行~ ニセコの湯元ひらふ亭 で今日一日の汗を流した後は、グーグーと鳴り響いて止まない 我がお腹を満たす為、倶知安市内にある すし処日本橋 へと向かった。 ワシはオススメのニセコ散らしを頼みますた。 事前情報で量が多いとは聞いておりましたが、ワシの腹を唸らす程ではあるまいや とタカをくくっておりましたならば、出てきた散らしを見てびっくり。
ばふぅぅ~~~ん と一発、 ニセコ散らし でござぁ~い。 一見、タダの刺身の盛り合わせに見えますが、この器の大きさが、ぼちぼちラーメンのどんぶり大なのであります。 んでもって、この刺身の下に3cm近い厚さで酢メシが敷いてあるのであります。 いんや、大盛りにしなくて良かったかなこりゃ。
んで、こちらがカミさんの頼んだ、何とか散らし(名前忘れた)。 こちらも写真での見た目以上に量がありまして 、当然ながらカミさんに食い切れる訳がなく、残りは全て私が片付けさせて頂きました。 食い過ぎにより、エネルギー充填120% を当に超えてしまいまして、はぷ はぷ 状態で店を後にしたのでありました...。 ぐっ、ぐるじぃ..。
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2011年8月19日(金) 天候:晴れ
昨夜は重い腹を引き摺りつつ、夜道を走って倶知安から、支笏湖近くにある伊達市の 道の駅フォーレスト276大滝 に移動した。 翌朝には昨夜の食い過ぎによる腹の膨れも何とか治まり、定刻の朝6時には準備を終えて、本日のターゲットである支笏湖の南側に位置する 樽前山 の登山口へと向かう。 どうやら今日も良い天気 になりそうだ。
午前6時40分、樽前山外輪山の、のっぺり山容を見ながら登山開始である。
樽前山は現在も活火山であり、中央部に位置する溶岩ドームからは今も噴煙が立ち上っている為、当然ながら溶岩ドームの周辺は立ち入り禁止。 んな訳で今のところの登山道としての最高標高点は外輪山に設定してあるのだ。
登り出して直ぐではあるが、振り返ればそこには青い湖面の支笏湖を拝めます。
外輪山の周遊コースの合流地点までは、一投足。 登山口から40分程の距離である。
程なくして、外輪山周遊コースの合流地点に到着。 先客の家族連れが朝食を食べておりました。
真正面で噴煙を上げている大きなコブの様な山が、溶岩ドームである。 ちとビビル 瞬間である。
先ずは、分岐を右周りに10分程詰めて登ると、そこが外輪山の最高点である。 標高そのものは大したことはないが、一応此処が樽前山山頂であるそうな。
写真 を撮ったならば、反転180度しまして、今度は外輪山西峰へと向かいます。
外輪山の周遊路のいろんなところからこの溶岩ドームを拝めるのであるが、この噴煙を上げた容姿は正に漫画とかアニメとかで出てくる 鬼岩城 みたいなイメージなのである。
あの噴煙と周囲の硫黄がまたナンとも恐ろしや恐ろしや の雰囲気をかもし出してました。
樽前山西峰直下から見た溶岩ドーム。 なんとなくデベソに見えなくもない。(笑)
そして振り返ればそこには、樽前山西峰が見えております。
樽前山の最高点(東峰)から30分程で西峰に到着しました。
山頂には火山性地震観測用の施設が建ててありました。 太陽電池駆動で完全自動の無人式である。
さて、その後は西峰を後に外輪山周遊コースを回って、風不死岳(ふっぷしだけ) へと向かいます。 この風不死岳という山、近年、支笏湖側のR276へと抜ける登山道が整備されたらしい。 今年の山と高原地図(昭文社)には載っているが、数年前のには破線のピストンコースでしか載っていないルートなのだ。 せっかくなので、ピストンアタック するべぇ~やということになり、山地図に沿って932m峰へと進んだ。
なのであるが....。
目前の風不死岳目指して932m峰を先に進んだが、この先で道は完全に途絶えた。
地図に記載してある、932m峰の山頂経由で進むルートが何処をどう探しても見つからない。 いくつかヤブ漕ぎ道にヒトが侵入した気配はあるものの、数十m程で完全な激下りの薮と化しており、とても進める情況ではない。 頭に???マークが付きつつも、後から来た登山者数人と、あーだこーだと散策するも結局決め手が見つからずに諦めた。
ちょいと時間的には早いが、このまま下ってしまうのもナンなので展望の良い此処、932m峰 でランチ を食いつつ、本来は風不死岳山頂で乾杯すべきビールを開けた。 30分ほどの休憩後、932m峰を元来た方角へ引き返し、周遊路を駐車場へと下る。
すると....。
下山路の途中で、風不死岳へのルート分岐が。
後で確認したらば、最新の 国土地理院の地図 には、しっかりこの正しいルートが記載されていた。 どうやら誤記載されているのは、昭文社の山と高原地図の方なのだ。 この日も相応にヒトが来て同様に迷って退散していたので、これはちょっと早急に訂正して欲しいと思うた。
時間的には十分余裕があったが、イマイチ意欲が失せてしもたので今回はパスしてそのまま下山した。
その後は、支笏湖温泉に立ち寄って汗を流した後、翌日最終日に登る予定の 札幌岳 の近くであるところの定山渓エリアに移動して、回転寿司屋で地の魚を堪能した後、国道沿いのパーキングで就寝 したのでありました。
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2011年8月20日(土) 天候:晴れ
本日は、北海道最終日である。 夜には苫小牧港を後に一路、新潟港を目指すのだ。 さてさて、後半はしっかりと晴天に恵まれましたので、北海道エリアの玄人向けハイクコースの最終日を飾るべく、今日はすのままズバリの 札幌岳 に登るのじゃぁ~。
R230のパーキングから、ものの10分ほどで札幌岳登山口に着いた。 今日は此処から片道3時間30分、往復6時間程の山行である。
沢沿いの道をズンズンと進む事、1時間30分で山小屋の冷水小屋に着いた。 どうやらこの小屋は北海学園大学が管理しているらしく、使用には事前の申し込みが必要らしい。 当然入り口は施錠してあり中には入れなかった。
小屋の手前、登山道脇には豊富な清水が流れておりまして、たっぷりと喉を潤してから先へと進みます。
絶対標高は1300m未満ながら、思いの他急坂の登山路を登って行きます。
そして、登り始めから2時間50分程で山頂に到着しました。
まぁ~、、、半分ウケ狙いですが、札幌岳に来たならば、札幌黒ラベルと札幌一番味噌ラーメンを食わねばアカンでしょう という勝手な思い込みでお約束写真を撮って参りました。
札幌岳からの眺めは絶景でありまして、北東の札幌市方面は、よ~く見下ろす事が出来ました。 因みに札幌ドームもしっかり見えてました。
山頂でお約束の乾杯 をした後、午後から天気下り坂との予報だったので、イッキに下山しまして、近くの 豊平峡温泉 で汗を流して、その後は一路、苫小牧港を目指して南進していきます。
そして遅い昼飯ではありますが、3年ほど前の冬季北海道ツーリングの時にも寄り道した、海の駅ぷらっと港市場にある海鮮食堂、とりあえず逢海 にて 三色丼 を食したのでありました。
最後のフィナーレはゴージャスにっ ってな訳で豪快、三色丼 を食いました。
腹いっぱいに海の幸を詰め込んで、思い残しをそぎ落としたならばあとは帰路へ一直線。 太平洋側のフェリーターミナルと日本海側のフェリーターミナルを間違えるというポカをやりつつも 、出航時間には十分時間があるのでのんびりと新日本海フェリー苫小牧ターミナルへと向かった。
手続きを済ませて乗船してしまえば、あとはヤルことは一つ。 今回の北海道ツアーの反省会と来年のリベンジツアーの画策なんぞに花を咲かせつつ、フェリーは一路新潟港目指して進んで行くのでありました。
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2011年8月21日(日) 天候:晴れ
えぇぇぇぇぇ~~~~、、、、という訳で、長らく放置プレイでありました今年の北海道山旅行脚レポもやっとこ完結となりやんした。 まったく手抜き遅レポにも程がある というヤツですが、ままままま、、、、そこはひとつ穏便に許してつかぁ~さい。
一応、来年以降の計画では、家族会議(といってもワシとカミさんの二人だけですが)の結果、向こう10年は夏休みは北海道に遠征して、ヒグマにビビリつつも北海道の名峰をナメて行こうという計画になった。 特に来年は今年未遂に終わった、トムラウシ山塊縦走を是が非でもやらにゃ~なるまいて。 来年も合同参加予定のBオーさんにヨロシク をお伝えしながら、本年の夏の一大イベントを閉じさせて頂きやんす~
朝の静かな日本海。 あの後方には、来年また行くであろう北海道の地があるのだ。
【 完 】
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2011年8月18日(木) 天候:晴れ
午前5時起床。 予報通り週の後半から天気は回復に向かっている様で 、今朝は久々に朝焼けを見た。 本日向かうところの 羊蹄山 は中腹付近にガスがかかっているものの、山頂付近はハッキリと見えている。 朝はスロースターターな我々故、早めに起きたら早めに行動せにゃ~なるまい。 朝飯の準備をしつつ、日帰りアタックの準備を並行で進めるのだ。
前日の道の駅しほろで薮蚊攻撃の洗礼を受けたので 前夜はしっかりとモスキートネットを張って、窓全開で寝た。 これさえあえれば薮蚊を恐れることはなぁ~いのだ。
当に出発準備も終わって余裕しゃくしゃくのBオーさんに、やっとこ準備が追いついた我々は午前6時に出発。 先ずは下山口である 真狩登山口 にBオーさんのクルマを配置して、エブリィ号で入山口の 倶知安登山口 へと向かう。
この日の倶知安登山口駐車場は割合空いておりまして、我々の他は3台くらいしか車が止めてありませんでした。 今日は行動時間が9時間越えのロング道程である。 そそくさと準備をして、ささと行くことにした。
登山口にあった、コースタイムの案内標識。 んむむむむ..。 片道計:5時間ってとこですか..。 何より登山口からの標高差が1550mってぇ~のも泣けてきますのぉ~。
等と愚痴をタレていても先には進みませんので、ともかく黙々と歩いて進むのみ。 スタート時刻、午前6時50分であった。
5合目の辺りの縦間から下界の景色がちょこっとだけ見えました。
只管に樹林の中の展望の無い苦しい上りが続く。 オマケに中腹域はガスでなぁ~んも見えないし。 退屈さを持て余していたところ徐々にガスが晴れてきて日差しが射してきた。 どうやら中腹域のガス帯を抜けた様だ。
8合目辺りで見かけたナナカマドの実は、既に赤く色付いておりました。
そして9合目にやってくると、いよいよ外輪山の周遊コースの付け根が見えてきました。
秋の花の代名詞の一つですかね。 野アザミの蕾に蝶がまとわりついておりました。
脱水症と熱中症にもメゲず 、何とか外輪山に到着しますた。 しっかし、女性陣は元気ですわ。
ちょいと休憩したならば 、外輪山分岐から、左周りで羊蹄山の山頂を目指します。
好展望の外輪山は、吹く風も涼しくサスガに心地が良いのでありました。 んでもって、此処は山頂手前の三角点地点である。
ひぃ~こらさっさ のかいあって、やっとこ山頂に着きました。 到着時刻、午前11時40分。 登り出してから、4時間50分の苦闘登りでありました。
山頂は時折ガスが沸いて景色が途切れるものの、見渡す風景は北海道ならではのもの。 内地の山ではナカナカ拝むことの出来ない風景でござんした。 さぁ~て、弁当 を食べて茶 を飲んで、一服したならば下山するとしましょう。
そのまま外輪山コースをマッカリ(真狩)尾根コースに向かって進んで行きます。
外輪山を2/3週ほどしたところで、マッカリ尾根コースへの分岐点に到着。 此処からクルマ を配置した登山口までは、約4時間程の下りである。
途中、2度ほど休憩を入れた以外は黙々と下って、17時前に何とか下山口の駐車場に着きました。 サスガに下りは早くて、3時間20分程で下ってしまった。
その後は、クルマを回収してそのまま温泉 に直行~ ニセコの湯元ひらふ亭 で今日一日の汗を流した後は、グーグーと鳴り響いて止まない 我がお腹を満たす為、倶知安市内にある すし処日本橋 へと向かった。 ワシはオススメのニセコ散らしを頼みますた。 事前情報で量が多いとは聞いておりましたが、ワシの腹を唸らす程ではあるまいや とタカをくくっておりましたならば、出てきた散らしを見てびっくり。
ばふぅぅ~~~ん と一発、 ニセコ散らし でござぁ~い。 一見、タダの刺身の盛り合わせに見えますが、この器の大きさが、ぼちぼちラーメンのどんぶり大なのであります。 んでもって、この刺身の下に3cm近い厚さで酢メシが敷いてあるのであります。 いんや、大盛りにしなくて良かったかなこりゃ。
んで、こちらがカミさんの頼んだ、何とか散らし(名前忘れた)。 こちらも写真での見た目以上に量がありまして 、当然ながらカミさんに食い切れる訳がなく、残りは全て私が片付けさせて頂きました。 食い過ぎにより、エネルギー充填120% を当に超えてしまいまして、はぷ はぷ 状態で店を後にしたのでありました...。 ぐっ、ぐるじぃ..。
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2011年8月19日(金) 天候:晴れ
昨夜は重い腹を引き摺りつつ、夜道を走って倶知安から、支笏湖近くにある伊達市の 道の駅フォーレスト276大滝 に移動した。 翌朝には昨夜の食い過ぎによる腹の膨れも何とか治まり、定刻の朝6時には準備を終えて、本日のターゲットである支笏湖の南側に位置する 樽前山 の登山口へと向かう。 どうやら今日も良い天気 になりそうだ。
午前6時40分、樽前山外輪山の、のっぺり山容を見ながら登山開始である。
樽前山は現在も活火山であり、中央部に位置する溶岩ドームからは今も噴煙が立ち上っている為、当然ながら溶岩ドームの周辺は立ち入り禁止。 んな訳で今のところの登山道としての最高標高点は外輪山に設定してあるのだ。
登り出して直ぐではあるが、振り返ればそこには青い湖面の支笏湖を拝めます。
外輪山の周遊コースの合流地点までは、一投足。 登山口から40分程の距離である。
程なくして、外輪山周遊コースの合流地点に到着。 先客の家族連れが朝食を食べておりました。
真正面で噴煙を上げている大きなコブの様な山が、溶岩ドームである。 ちとビビル 瞬間である。
先ずは、分岐を右周りに10分程詰めて登ると、そこが外輪山の最高点である。 標高そのものは大したことはないが、一応此処が樽前山山頂であるそうな。
写真 を撮ったならば、反転180度しまして、今度は外輪山西峰へと向かいます。
外輪山の周遊路のいろんなところからこの溶岩ドームを拝めるのであるが、この噴煙を上げた容姿は正に漫画とかアニメとかで出てくる 鬼岩城 みたいなイメージなのである。
あの噴煙と周囲の硫黄がまたナンとも恐ろしや恐ろしや の雰囲気をかもし出してました。
樽前山西峰直下から見た溶岩ドーム。 なんとなくデベソに見えなくもない。(笑)
そして振り返ればそこには、樽前山西峰が見えております。
樽前山の最高点(東峰)から30分程で西峰に到着しました。
山頂には火山性地震観測用の施設が建ててありました。 太陽電池駆動で完全自動の無人式である。
さて、その後は西峰を後に外輪山周遊コースを回って、風不死岳(ふっぷしだけ) へと向かいます。 この風不死岳という山、近年、支笏湖側のR276へと抜ける登山道が整備されたらしい。 今年の山と高原地図(昭文社)には載っているが、数年前のには破線のピストンコースでしか載っていないルートなのだ。 せっかくなので、ピストンアタック するべぇ~やということになり、山地図に沿って932m峰へと進んだ。
なのであるが....。
目前の風不死岳目指して932m峰を先に進んだが、この先で道は完全に途絶えた。
地図に記載してある、932m峰の山頂経由で進むルートが何処をどう探しても見つからない。 いくつかヤブ漕ぎ道にヒトが侵入した気配はあるものの、数十m程で完全な激下りの薮と化しており、とても進める情況ではない。 頭に???マークが付きつつも、後から来た登山者数人と、あーだこーだと散策するも結局決め手が見つからずに諦めた。
ちょいと時間的には早いが、このまま下ってしまうのもナンなので展望の良い此処、932m峰 でランチ を食いつつ、本来は風不死岳山頂で乾杯すべきビールを開けた。 30分ほどの休憩後、932m峰を元来た方角へ引き返し、周遊路を駐車場へと下る。
すると....。
下山路の途中で、風不死岳へのルート分岐が。
後で確認したらば、最新の 国土地理院の地図 には、しっかりこの正しいルートが記載されていた。 どうやら誤記載されているのは、昭文社の山と高原地図の方なのだ。 この日も相応にヒトが来て同様に迷って退散していたので、これはちょっと早急に訂正して欲しいと思うた。
時間的には十分余裕があったが、イマイチ意欲が失せてしもたので今回はパスしてそのまま下山した。
その後は、支笏湖温泉に立ち寄って汗を流した後、翌日最終日に登る予定の 札幌岳 の近くであるところの定山渓エリアに移動して、回転寿司屋で地の魚を堪能した後、国道沿いのパーキングで就寝 したのでありました。
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2011年8月20日(土) 天候:晴れ
本日は、北海道最終日である。 夜には苫小牧港を後に一路、新潟港を目指すのだ。 さてさて、後半はしっかりと晴天に恵まれましたので、北海道エリアの玄人向けハイクコースの最終日を飾るべく、今日はすのままズバリの 札幌岳 に登るのじゃぁ~。
R230のパーキングから、ものの10分ほどで札幌岳登山口に着いた。 今日は此処から片道3時間30分、往復6時間程の山行である。
沢沿いの道をズンズンと進む事、1時間30分で山小屋の冷水小屋に着いた。 どうやらこの小屋は北海学園大学が管理しているらしく、使用には事前の申し込みが必要らしい。 当然入り口は施錠してあり中には入れなかった。
小屋の手前、登山道脇には豊富な清水が流れておりまして、たっぷりと喉を潤してから先へと進みます。
絶対標高は1300m未満ながら、思いの他急坂の登山路を登って行きます。
そして、登り始めから2時間50分程で山頂に到着しました。
まぁ~、、、半分ウケ狙いですが、札幌岳に来たならば、札幌黒ラベルと札幌一番味噌ラーメンを食わねばアカンでしょう という勝手な思い込みでお約束写真を撮って参りました。
札幌岳からの眺めは絶景でありまして、北東の札幌市方面は、よ~く見下ろす事が出来ました。 因みに札幌ドームもしっかり見えてました。
山頂でお約束の乾杯 をした後、午後から天気下り坂との予報だったので、イッキに下山しまして、近くの 豊平峡温泉 で汗を流して、その後は一路、苫小牧港を目指して南進していきます。
そして遅い昼飯ではありますが、3年ほど前の冬季北海道ツーリングの時にも寄り道した、海の駅ぷらっと港市場にある海鮮食堂、とりあえず逢海 にて 三色丼 を食したのでありました。
最後のフィナーレはゴージャスにっ ってな訳で豪快、三色丼 を食いました。
腹いっぱいに海の幸を詰め込んで、思い残しをそぎ落としたならばあとは帰路へ一直線。 太平洋側のフェリーターミナルと日本海側のフェリーターミナルを間違えるというポカをやりつつも 、出航時間には十分時間があるのでのんびりと新日本海フェリー苫小牧ターミナルへと向かった。
手続きを済ませて乗船してしまえば、あとはヤルことは一つ。 今回の北海道ツアーの反省会と来年のリベンジツアーの画策なんぞに花を咲かせつつ、フェリーは一路新潟港目指して進んで行くのでありました。
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2011年8月21日(日) 天候:晴れ
えぇぇぇぇぇ~~~~、、、、という訳で、長らく放置プレイでありました今年の北海道山旅行脚レポもやっとこ完結となりやんした。 まったく手抜き遅レポにも程がある というヤツですが、ままままま、、、、そこはひとつ穏便に許してつかぁ~さい。
一応、来年以降の計画では、家族会議(といってもワシとカミさんの二人だけですが)の結果、向こう10年は夏休みは北海道に遠征して、ヒグマにビビリつつも北海道の名峰をナメて行こうという計画になった。 特に来年は今年未遂に終わった、トムラウシ山塊縦走を是が非でもやらにゃ~なるまいて。 来年も合同参加予定のBオーさんにヨロシク をお伝えしながら、本年の夏の一大イベントを閉じさせて頂きやんす~
朝の静かな日本海。 あの後方には、来年また行くであろう北海道の地があるのだ。
【 完 】